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地の利
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    先日、とある集まりに参加した時の話です。

    TPPの話題になり、
    農業は改革が必要、海外マーケットに売るチャンス!

    話がこのような方向に進む中、
    水をさすような発言をするべきか悩んだのですが、

    あえて、「難しいと思います」

    と発言させていただきました。

    なぜ難しいのか?

    とその理由を述べる前に。

    いま、当店に週1でアルバイトを兼ね、
    お米の勉強をしに来られている方がいます。

    いずれは実家に戻り農業を!
    という方です。

    日本各地、といっても北は青森から南は九州までですが、
    様々な立地で農業を営む方とお会いし、勉強させていただいた私は、
    その経験が少しでもお役に立てるのではないかと思い、
    仕事の合間に経験から得た知識お話させていただいています。

    その話の中で、
    農産物を栽培するのに一番重要な条件が「立地」だと伝えています。

    端的に言うと、どのような気候風土の農地を所有していて何を栽培するか?

    この部分を強調させていただいています。

    お米に限って言えば、
    区画整理された住宅街にある田んぼでは
    JAS有機認証米(無農薬)の栽培は難しいでしょう。

    そこの区画、又は灌漑される区画全域で取り組まないと、
    化学肥料、農薬、生活排水の混入は避けられません。

    ですから、「地の利」気候風土を生かした結果、
    各県の品種や名産品が生まれるのだと思います。

    そしてそこには気候風土に合せた人の営みがあり、
    郷土料理が存在するのだと思います。

    ただ、B級グルメと思われる大半のご当地グルメは
    敗戦後のフライパン運動の流れを経たエンタメ食ですので
    郷土料理ではなく、外的要因から生まれた食文化です。

    地域の歴史と風土が生んだ郷土料理には、
    そこで生まれ育った素材を活かすことによって、
    「ふるさとの味」となります。

    ですから、大人になってからそこの習慣や味覚に慣れ浸しむ事は、
    容易ではありません。

    宮崎に行った時の話ですが、
    刺身を食べた時に使った甘い醤油、
    どうにも馴染めなかった経験があります。

    国内でもそうなのですから、
    グローバルに世界と考えると、さらに感じ方が強くなると思います。

    外国から帰国した日、
    なぜか味噌汁と炊き立てのご飯、お新香にホッとするのは、
    「日本人」ならではだと思います。

    TPPで農産物を輸出するということは、
    畑や水が違う、文化が違う場所に売り込むのですから
    一筋縄ではいかないのではないか。

    という見解です。

    あせる事はないと思います。

    いずれ世界人口が増えれば飢餓が深刻化し、
    必然と質のいい日本の食材を世界の富裕層は欲しがるはずですから。


    ワインの名産地ヨーロッパは
    夏が乾季で冬が雨季です。
    日照時間も少ないので植物が育ちにくい環境にいます。
    そして砂地が多いいことから、
    ブドウの栽培が盛んになった背景があります。

    逆に日本は
    夏が雨季で冬が乾季です。
    日照も十分にあるので植物にとっては生息しやすく、
    育ちやすい環境です。
    ですから、日本の気候は何を植えても良く育ち、
    美味しく実るのです。

    経済は需要と供給のバランスですよね。

    いずれ就農をと考え当店でアルバイトされている方の故郷は、
    いったい、どんな地の利があるのでしょうか。
    それは、そこに住んでいる人が一番良く知っているはずです。

    農業改革が声高に叫ばれている中ですが、
    強い農業とは、
    本来助成金(税金)に頼らない健全な経営体質農業を
    目指さなければいけないと思います。
    しかし、利益重視の企業が所有する事は、
    先祖代々の農地が簡単に取引の材料になる可能性もあります。

    生産者だけではなく消費者自身も足元を見つめなおす
    いい時期なのかもしれません。

    世界でも類が無い恵まれた気候と水と土壌を持つ日本です。
    綺麗な状態で後世へつなぐために行動する事は、
    全ての日本人に課せられたミッションのような気がします。
    | 環境・経済・社会問題 | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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